台風クラブ 1985年
相米慎二監督
物語
東京近郊の地方都市。私立中学校のプールに夜、5人の生徒たちが泳ぎにやってくる。彼女たちは先に来ていた男子生徒に気づき、イタズラをするが度が過ぎて溺死寸前の状態に追い込んでしまう。翌朝、ニュースでは台風の接近を告げていた。以来、生徒たちの間で徐々に何かが狂い始めていくようだった…
「セーラー服と機関銃」の相米慎二が監督。主演は当時14才の工藤夕貴。第1回東京国際映画祭ヤングシネマ部門大賞受賞。イタリアの名匠ベルナルド・ベルトルッチが絶賛した。
思春期の中学生が、台風の襲来をきっかけとして、日頃の鬱屈した感情を爆発させる。
家出したり、下着で踊ったり、生と死の意味を語り出したり…。荒れ狂う天気と若さが印象的でした。
中学生の頃を不安定な気分を思い出す。誰もが経験する何かなんだな…。メチャクチャなようで、真っ当な青春映画でした。
※今年63本目の映画鑑賞