愛のコリーダ 1976年
大島渚監督
物語
昭和11年、料亭の住込み女中となった定は店の主人に惹かれ、情事を重ねる仲となる。駆け落ちした2人は、どんどん快楽の世界にのめり込んでいく...。
大島渚監督が日仏合作で、昭和初期の“阿部定事件”を映画化した作品。その性描写をめぐって大論争を呼んだ。
実際の阿部定。当時31才だったそうです。事件の猟奇性、阿部定の容姿の美しさが世間の注目を集めたのが想像できます。
主演の藤竜也、松田暎子さん。いわゆる本番撮影、日本版はボカシが入っていますが、局部も撮影され、猥褻か芸術かと物議を醸しました。
「情痴の果て」という究極のエロス。大島渚監督の最大の問題作と言われるだけのことはあります。事件自体もショッキングですが表現も鮮烈でした。男女のどろどろとした情念、人間の業のようなものを描き出していて、芸術か猥褻かと言われれば芸術の方だと思います。
ですが…
最後にちょん切ってしまう話なので、僕には芸術かホラーかの線でした😱
聖子ちゃんの歌で気分を変えよう。
※今年78本目の映画鑑賞。