マルコム・X 1992年
スパイク・リー監督
物語
ボストンのスラム街に暮らす青年マルコムは犯罪に手を染め、やがて逮捕される。刑務所でイスラム教に改宗した彼はマルコムXと改名。出所後、ブラック・ムスリム運動の指導者イライジャ・モハメドのもとで、白人を敵視する扇動的な運動を展開することに。その後、人種差別に対する抵抗運動が各地で激化。メッカを巡礼したマルコムは異人種との共存という思想に目覚めるが……
アフリカ系アメリカ人の急進的黒人解放運動指導者、マルコムXの伝記映画。製作はマーヴィン・ワース、スパイク・リー。主演はデンゼル・ワシントン。
この映画は公開時に劇場で観て、その後にビデオでも何回か観ています。今回、久しぶりに視聴しました。
デンゼル•ワシントンが演じるマルコムXがまるで生き写しのよう。最近の伝記映画は、ボヘミアン•ラプソディのラミ・マレックとか、本人なりきりが多いけど、「マルコム•X」なんかが先駆けだった気がします。
映画が公開された1992年はギャングスタのラップの流行などブラック•カルチャーがブレイクしていた。キング牧師に比較して急進的と見直されていたマルコム•Xの主張が見直されていた頃である。
この映画は公開時に劇場で観に行った作品です。強い信念に生きるマルコム•Xがかっこ良くて、久しぶりに鑑賞しましたが、当時と同じくらいに良かったです。名画です。
※今年27本目の映画鑑賞。