金魚のうたた寝

映画、漫画、小説などの話

2017-01-01から1年間の記事一覧

ゴースト/ニューヨークの幻

ゴースト/ニューヨークの幻 1990年 物語 ニューヨークの銀行員サムは、陶芸家の恋人モリーと共同生活をはじめた。ある日、ふたりは観劇の帰り道で暴漢に襲われ、銃で撃たれたサムは死んでゴーストになってしまう。モリーがサムに求婚した直後の悲劇であった…

シックス・センス

シックス・センス 1999年 物語 死者が見える少年と彼をサポートする小児精神科医の体験する「未知の世界」と2人の交流、そして少年が自分の持っている第六感とどう向き合って生きていくかを描く。 M・ナイト・シャマラン監督です。インド系アメリカ人で、霊…

リーインカーネーション

リーインカーネーション The Reincarnation of Peter Proud 1975 物語 見知らぬ女性に殺される夢を見続ける大学教授は、自分が何者かの生まれ変わりで悪夢はその人物が体験した事ではないかと推測する。輪廻転生を題材にしたスリラーで、次第に自分の前世の…

「一休さん」の神回

一休さん 「この橋渡るべからず」とか「屏風の虎を捕らえる」話とかが有名ですが、僕の記憶に残っているのは一休さんが寺から閉め出されるエピソードです。 一休さんは得意のとんちを使いますが和尚は開門してくれません。とんちが尽き、最後に泣き伏して門…

魔法使いサリー の原作者

奥様は魔女などの影響で日本でも魔法使いを題材にしたドラマやアニメが企画され人気を集める。日本の魔女アニメは、その後、魔法少女というジャンルを作り出すのだが、その一番手は魔法使いサリーだ。 魔法使いサリー1966_op びっくりするのが原作が、鉄人28…

「北の国から」の謎

北の国から 脚本 倉本聰 東京から故郷の北海道に帰郷して、大自然の中で暮らす一家の姿を描く。北海道の雄大な自然の中で繰り広げられる。 北の国から 富良野が、大草原の小さな家みたいな感じでいいですね。物語は離婚とか難しい話もありましたが。 ドラマ…

そうだったんだ、奥様は魔女

奥様は魔女 数年前にテレビで連日再放送していたので録画して見ていたらびっくりしたことがあった。 ダーリンが途中から役者が変わっているのだ。 顔は似ているけど違う。 隣家のおばさんも途中で役者が変わっているけど、まさか主役クラスのダーリンが変わ…

そうだったんだ、大草原の小さな家

大草原の小さな家 大草原の小さな家 子門真人 アメリカ開拓時代のインガルス家を描いた作品。人気作品だったのでご覧になった方も多いと思います。頼もしいお父さん チャールズ、優しく美しいお母さん キャロライン、しっかり者のお姉さん メアリー、活発で…

そうだ小説を読もう 19

火花 / 又吉直樹 売れない芸人・徳永は、熱海の花火大会で、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、神谷に弟子入りを申し込む。芸人を目指す若者達の青春を描く。 芥川賞受賞作品、大ベストセラーの本作だが、NHKのドラマが視聴率低くて、最近公開された映画の方…

鬱な小説

ボトルネック / 米澤穂信 物語 パラレルワールドを扱ったSFミステリ。自分の住む環境とは似て非なるパラレルワールドに迷い込んだ少年がパラレルワールドと本来いる世界の相違から見出した真実に打ちのめされる。 初めて読んだ米澤穂信さんの小説ですが、こ…

鬱なアニメ

フランダースの犬 ネロとパトラッシュの物語 悲しい、悲しすぎて救いもない。原作はイギリスの児童文学であるが、何故、児童文学なのかすらわからない。 舞台となったベルギーでは知られていない。日本からの観光客がしつこくフランダースの犬の場所を聞くの…

たぶん元祖ターミネーター

WEST WORLD ウエストワールドという体験型テーマパークで、ロボットが故障して人間を殺してしまうSFホラー。 ターミネーターの記事書いている時、子供の頃にテレビで見た映画を思い出した。無表情な殺人ロボットがしつこく追いかけてくる。 当時(1973年)の…

銀河の歴史がまた1ページ

銀河英雄伝説 / 田中芳樹 銀河帝国の若い皇帝ラインハルトと自由惑星同盟の名将ヤン・ウェンリーの二人を軸に描く壮大な宇宙叙事詩 未だ人気ありますね。来年、新アニメが放映されるそうです。僕は小説ではなく旧アニメをビデオ(当時VHS)で見ましたが本編…

帝都の怪人

帝都物語 / 荒俣宏 平将門の怨霊を呼び起こし、帝都東京の破壊をもくろむ魔人 加藤保憲と、彼を阻止しようとする人々の物語。 小説全巻読んだが終わりの方は記憶が薄い。この小説で、安倍晴明とか陰陽師がメジャーになった。よく平将門も知られるようになっ…

続編はいらない不朽の名作 4

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマトの魅力はドラマの骨格となるガミラスとの闘いや、個性的な乗組員が織り成す人間ドラマもさることながら、ワープ航法や波動砲など未知のテクノロジー、宇宙へのロマンだった。松本零士さんのメカニックデザインは斬新だったし、…

続編はいらない不朽の名作 3

ランボー ランボー1、エンディング曲 ランボーの一作目はアクション映画としても面白いけど、ベトナム帰還兵の孤独や苦悩を描いていて心打つものがある。本当に名画だった。 ランボー/怒りの脱出 二作目以降のランボーはエンターテイメント路線。それなりに…

続編はいらない不朽の名作2

ターミネーター /ジェームス・キャメロン監督 未来から外見は人間そっくりの殺人ロボットが送り込まれてくる。1作目は低予算で特撮もチャチだが、スト-リーやアイデアの斬新で、シュワルツネッガーの役もハマる。キャメロン監督の手腕で人気が出た。 ター…

もやもや日記

先週の土曜日、「ステーキの宮」でステーキを食べた。宮のタレが美味しいと評判を聞いていたが行くのは初めて。 注文した240gのステーキを注文したら120gの肉が2つ出てきた。一緒に同じものを注文した友達はメニューから読み取れたようで驚いていなかった。…

続編はいらない不朽の名作

エイリアン / リドリースコット監督 SF映画の金字塔 説明不要の映画、エイリアンという言葉は本来は外国人という意味だが、この映画が上映されてから怪物のイメージになった。 今回は続編の話、人気映画の続編は映画会社にすればローリスク・ハイリターンな…

バンババーン

野球漫画は数あれど、これ程、魔球にこだわった漫画はない。その名は「侍ジャイアンツ」。野球少年ではない僕も燃えた。 原作は梶原一騎、井上コウ画。『巨人の星』の終了から約半年後に連載を開始し、アニメ化を前提とした企画であった。 主人公の名前が番…

コナンと言えば・・・

コナン ザ グレート 違う 名探偵コナン 惜しい 未来少年コナン ピンポーン正解! 未来少年コナンは、1978年に初めてNHKで制作放映したセルアニメで、宮崎駿の実質的な初監督作品。ナウシカやカリオストロ以前の宮崎アニメの出発点だ。 物語 西暦2008年7月に…

宮崎アニメの終着点

風立ちぬ 2013 実在の人物である堀越二郎をモデルに描いたフィクション作品で、堀辰雄の小説『風立ちぬ』からの着想が盛り込まれている。 宮崎監督はこの作品を最後に長編アニメ制作から引退すると宣言した。後にこの宣言を撤回するのだが、一応、この作品が…

Photo クレーン映えの空

そうだ小説を読もう 18

ボックス! / 百田尚樹 物語 高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち......。 青春スポーツ…

そうだ小説を読もう 17

永遠の0 / 百田尚樹 物語 終戦から60年目の夏、健太郎は、終戦間際に特攻で戦死した祖父の生涯を調べていたが、元戦友から聞く祖父の話は、それぞれに全く異なっていた‥ 元戦友の証言を集めながら、祖父の生涯を明らかにしていくミステリー仕立ての展開。…

そうだ小説を読もう 16

アルジャーノンに花束を /ダニエル・キイス 物語 32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手…

ゾンビの夜明け

ホラー系は苦手だけどゾンビ映画は結構見ている。ゾンビに噛まれた者がゾンビになるパンデミックな展開、カオス感が好きだ。 アイアム ア ヒーロー / 花沢健吾 まだ全部読んでいないのに完結してしまった。伏線を回収しないまま完結してしまったようでネッ…

サイボーグ戦士現れる

Cyborg という言葉は1960年にアメリカで造られた学術用語である。この概念が漫画や映画などで使われたのは、本家アメリカより日本の方が早かったかもしれない。 エイトマン/ 平井和正作 桑田二郎 画 1963年作品 殉職した刑事、東八郎の記憶を電子頭脳に移し…

恐るべし"イタコ"漫画家

イタコとは、恐山とかで、お亡くなりになった方の口寄せを行う巫女のことです。 既にお亡くなりになった漫画家さんとそっくりのタッチで描く漫画家さんをイタコ漫画家と呼ぶそうです、 こんなブラックジャックはイヤだ / つのがい つのがいさんは元々漫画家…

サバイバルは面白い

サバイバル / さいとう・たかを 突然の大災害に見舞われた世界で孤立してしまった少年・サトル。数々の困難に勇気と工夫で立ち向かい、たくましく成長していくサトルの姿を描いた物語。 サトルが一人でサバイバルを開始するあたりが凄く面白く少年時代の僕…